白鵬以外の横綱が休場している大相撲初場所で優勝しても横綱昇進には値しない。
そんな声にして、ここ10場所の三横綱と稀勢の里の成績を調べてみました。
稀勢の里は弱いのか?
直近10場所での優勝回数、取り組み戦績は?
白鵬
- 27年7月場所
- 28年3月場所
- 28年5月場所
優勝3回 108勝 27敗 15休
鶴竜
- 27年9月場所
- 28年11月場所
優勝2回 102勝 48敗
日馬富士
- 27年10月場所
- 28年7月場所
優勝2回 108勝 42敗
稀勢の里
- 29年1月場所
優勝1回 114勝 37敗
優勝回数こそ劣るが勝ち星は稀勢の里が勝る
優勝回数こそ稀勢の里は三横綱に劣るものの直近10場所では、稀勢の里が1番勝ち星を挙げている。ここ1番で勝ち切れていなかったかもしれないが、10場所通して横綱より勝ち星を挙げている所を見ると稀勢の里の実力が三横綱より劣っているとは思えない。
稀勢の里は、十分すぎる程、横綱昇進にあたる実力があるといえる。
稀勢の里は千代の富士のようになれるか?
史上最強の横綱と言われた千代の富士は、30歳を超えてから20場所以上優勝を積み重ねている。稀勢の里の横綱昇進が確定すれば30歳での横綱昇進になる。一見遅咲きのようにも見えるが、過去の横綱を見ても30歳超えてから優勝回数を増やしている力士もいるので、2017年から稀勢の里が快進撃を見せてもおかしくない。
稀勢の里と白鵬は永遠のライバル
猪瀬直樹さんのTwitterに面白いtweetが投稿されていたので紹介します。
稀勢の里が18歳で新入幕後、半年早く入幕の19歳の白鵬との初対戦が忘れられない。稀勢の里が立とうとすると白鵬は待ったをするようにタイミングをずらした。巧妙な心理戦で白鵬は勝った。その後、番付上の差は開くいっぽうだったが、稀勢の里の実力に一番脅威を抱いていたのは白鵬だったと思う。
— 猪瀬直樹/inosenaoki (@inosenaoki) January 22, 2017
12年前、稀勢の里と白鵬が初めて顔を合わせた取り組み。
当時から白鵬は稀勢の里を意識して取り組んでいた。番付の差は開く一方だったが、稀勢の里の実力を知る白鵬は1番脅威を抱いていたのではないかという猪瀬さんの推測ですが、過去をさかのぼり非常に相撲ファンとしては感慨深いところをついている。
久しぶりの日本人横綱誕生で、2017年を期に大相撲は盛り上がっていきそうです。