長谷川豊アナウンサーの個人ブログでの発言が問題になり相次いでレギュラー番組を降板させられる事態が起きている。これは何事だ?と思ったので簡単に人工透析についてまとめてみようと思いました。
人工透析とは?
人工透析(じんこうとうせき)とは、医療行為のひとつで、腎臓の機能を人工的に代替することである。 正式には血液透析療法である。 腎不全に陥った患者が尿毒症になるのを防止するには、外的な手段で血液の「老廃物除去」「電解質維持」「水分量維持」を行わなければならない。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E9%80%8F%E6%9E%90より引用
人工透析とは、医療行為の1つで腎臓機能を人工的に行うことを言う。日本には2014年時点で約32万人の人工透析患者がいる。
簡単に言うと腎臓機能が低下もしくは機能しなくなってしまった人が行う治療法である。
人工透析の原因は?
人工透析を行わなくてはいけない理由として、腎臓が人間の機能でどれだけ重要な役割をしているのかをまず理解してもらう必要がある。
腎臓の働きとは?
- 血液の浄化/老廃物や毒素の排泄
- 体内の水分量や電解質の調整
- ホルモンの分泌と調節
人工透析が必要な病気は?
慢性腎炎や糖尿病が進行し、腎臓の働きが悪くなり、正常な状態に戻らないことを腎不全といい腎不全になると肝臓の働きが正常に行われなくなる。
要するに腎不全になってしまったら人工透析か移植手術をするしか生き延びる選択肢がないことになります。
ただ、人工透析は延命治療でしかないので、完治を目的とした治療ではない。完治するには今のところ移植手術しかないといわれている
人工透析が原因で日本は滅びるのか?
長谷川豊アナは、この人工透析を問題提起して、ブログで「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」と書いている。このことに関して少し解説させていただくと、
延命治療は正義なのか?
という問題がある。日本の平均寿命が高いのは延命治療が発展してるからこそある平均寿命だともいわれている。2013年時点で1年間にかかっている終末期医療費は約9000億円と言われていてこれは毎年増えている。
終末期医療費とは?
人がお亡くなりになる1ヵ月前までにかかった医療費を終末期医療費
現在、延命治療でどのくらい医療費がかかっていて、その医療費が年々増している状況にあるかを知らないといけないと感じる。
延命治療で1か月寿命を延ばした場合一人当たり約100万円の医療費がかかるといわれていて、これが原因で国が亡びるのか?というところに僕は論点を置きたい。
日本の問題は、年金、生活保護、少子高齢化と山積み
僕の個人的な意見も入りますが、人工透析で日本のシステムが滅びるというのは大げさだと思う。生活保護費だけでも約3.7兆円と言われているので人工透析で日本のシステムが滅びるなんてありえないと思うし、ましてや公の場に出る人間が、人工透析してる人が全額自費で払えないなら殺せなんて言っては絶対にいけない。
糖尿病にかかってしまう人は、小学生だったり遺伝的なものもあります。その小学生で糖尿病になってしまった子にも自己管理が甘いといえるのでしょうか?まだ、お酒の飲みすぎや偏った食事で糖尿病になったなら100歩譲って自業自得といえるかもしれないですが、小学生の時にかかってしまった人や若いうちにかかる糖尿病などは、自業自得とは口が裂けても言えません。
人工透析のことを少し勉強しただけでも、どうやったらこんな発言してしまうのか驚く
少なからずこのようなことを軽々しくいってしまう人間がテレビのアナウンサーとして出演することは、許されないのではないのかな?と感じました。