林業を業として始めたとき、木を伐るだけが林業だと思っている人は多くないですか？
実は、林業の仕事は木を伐るだけではありません。木を植えたり、山にどれだけ木が生えているのか調査をしたり、伐った木を搬出したり様々な業務があります。今回はその中でも材積調査と言われる仕事についてまとめていきます。
材積調査とは？
材積調査とは、簡単に説明すると、調査対象の山に木材として使える木の体積はどれくらいあるのか？植えられている木は、杉なのかヒノキなのか？それとも別の木なのか？そんなことを調査することを材積調査と呼びます。
材積調査は、簡単なの？
簡単か簡単ではないか？その答えは人によると思いますが、山の中は決して平らではありません。急な斜面や岩場、倒れた木の上を歩いて調査していかなくてはいけないので、日頃から運動をしている人ではないと、とてもハードで斜面が急な山に入っていくのは困難です。
・足場が安定することも少ない
写真は倒れた木の上に載って写真を撮ったシーンですが、木の上以外は足をつくと下まで落ちて行ってしまいそうな勢いでした。
・体を動かすのが好きな人にとって天職かも？
１日中山で歩き回ってひたすら木の種類と体積を計算する仕事なのでアウトドア好きの人にとっては天職と言っても過言ではないかもしれません。
常に有酸素運動を行っているような感覚だったので１ヵ月材積調査を続けていくとダイエット効果もありそうなので密かに期待しています。山で仕事して体も鍛えられるなんて一石二鳥ですよね。
安全対策を完璧に
材積調査だけといっても、山には危険がたくさんあります。
・水分補給はこまめに
山の中だから涼しいかな？なんて考える人も多いですが、１日動いていると汗の量が凄く、水分補給に気を抜いているとすぐに脱水症状になってしまいます。山でも水分補給は大切です。
・トレッキングシューズ、スパイク足袋など山作業用の靴を用意しよう
傾斜が急な場所が多く普通の靴では滑ってしまい非常に危険です。特に岩場などでは少し滑っただけでも石に足をぶつけて怪我をすることが多いです。面倒かもしれませんが、準備をして山に入ることをお勧めします。
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山林用のスパイクが嫌な方は、トレッキングシューズを購入していくのが良いと思います。
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・初心者の方はトレッキングポールを持っていくと便利
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初めて山に入る人は、不安定な足場でどこに手をついていいのか分からないことが多く滑ってしまうことが多いです。このとき、トレッキングポールを持っていると手をつかなくてもポールをさしてバランスをとることが出来るので便利だと感じました。１０００円ちょっとで購入できるので初心者の方は、トレッキングポールを使うことをお勧めします。
材積調査は林業の一部
今回材積調査について書きましたが、材積調査は林業の仕事の一部に過ぎずまだまだ林業では様々な仕事があります。僕自身移住が目的で林業をしているわけではないが、森で行う業はどこでもできる利点があり、都会ではなくても十分食べていくことが可能な職種だと個人的には思っています。ですから引き続き林業についてまとめていきたいと思います。