今や日本を代表する企業となったファーストリテイリング(主にユニクロ)
一昔前はフリースだけでヒットした安っぽい企業。
なんて印象があったと感じています。
しかし、ヒートテック、カシミヤセーターと次々にヒット商品をだし、海外進出も進め、今のファーストリテイリングがあり、ユニクロと言うブランドを確立しました。
アンチユニクロを黙らせて言ったユニクロの一昔前の姿に楽天が重なるのは私だけでしょうか?
批判をどう黙らせるのか?楽天の進化はここから問われる
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フリースでヒットしたユニクロ、楽天市場でヒットした楽天
ユニクロも過剰な批判を受けていた
楽天市場のヒットで、一気に楽天と言う存在が世間に知れわたりました。
インターネットで気軽に物が買える楽天市場は当時のユーザーの心を一気につかみ、瞬く間に楽天市場で買い物をする人が増えて行ったのです。
ユニクロも当時、フリースで大ヒットし、たな卸しするたびにフリースが売れ、何の努力をしなくてもフリースだけを売りに出せば瞬く間に売れると言う減少が起きていました。
当時を語る柳井社長は
「あの時は何の努力をしなくてもどんどん売上が増えていった。初めて売上が落ちたとき安心した」
と語っています。
そして当時ユニクロに付いたイメージは
フリースだけ、安くてダサい
と言う最低なイメージでした。
ユニクロはカシミヤセーターでイメージを一変させた
カシミヤと言えば、カシミヤヤギから取れる原毛を使って出来ていて、その軽さ保温性から繊維の最高級とされてきました。
カシミヤは高級品と言うこともあり明らかな偽者だけではなく、他の繊維と混ぜ合わせて使われることもあり、本当に信頼できる向上と契約しなくては、良い商品が送られてくる保障はありませんでした。
この時ユニクロはモンゴル自治区にある世界一の生産量を誇る工場と契約を結び、最高品質のカシミヤセーターを生産することに成功しました。
普段の生活にカシミヤを
百貨店で数万円ほどするカシミヤセーターを一万円以下で売り出したユニクロの戦略は見事的中し、当時ユニクロでは1番高い価格だったのにもかかわらず多くの人に支持され、売上を伸ばし大ヒットとなったのです。
楽天は、楽天市場から金融へのシフトが上手く行くかが鍵
楽天市場メインの楽天から、金融業がどの程度上手く進出できるかが今後の楽天の鍵になる。
楽天カードを筆頭に楽天が力を付けていった場合、楽天市場とのコラボであったり、他のインターネットサービスとのコラボなど様々な可能性が出てきた楽天の幅が広まる。
楽天市場で突いてしまったイメージを、使いやすい、便利なクレジットカード、銀行口座というサービスを行っている楽天とシフトしていくと、楽天にとって大きなチャンスも出てくる。
現在、楽天カードの広告に積極的で多くのユーザーを獲得している楽天。
今後楽天カードを使った次なる一手がどのように動き出すのか大きく期待が持てます。
両社とも海外進出で失敗している
ユニクロはイギリス、楽天はシンガポールで海外進出に失敗している
2000年ユニクロはイギリスロンドン市内で4店舗をオープン3年間で50店舗そして黒字化を目標に動いていましたが、結果は散々で120億円の赤字を出してしまいました。
この時、柳井社長は、イギリス人の働かない生活を頭に入れて居なかったことや、計画のつめの甘さを失敗の原因としてあげています。
楽天も2016年シンガポールでの事業撤退を決断しています。
旧正月に解雇を宣言してしまったため、メディアにいい印象を与えていませんが、東南アジア圏内での売上が少ない楽天に取っては、いち早く決断することが大切で、これ以上損失を出せないと言う考えがあってこその決断だと信じています。
シンガポールでの海外進出の失敗をきっかけにかは分かりませんが、今回の楽天の決算発表は日本語で行われました。今まで公用語として英語を義務にしてきた楽天ですが、この失敗をきっかけに、小さいことから改革をしていき、再び東南アジア圏内で成功するビジネスに取り組んでいただきたい。
ちょうど2年前ユニクロも東南アジアに進出している
楽天だけではなく二年前ほどから、様々な企業も東南アジアには進出しています。
シンガポールに出展した店舗は成功を収め、今後拡大を図っているところです。
東南アジアの今後の成長は各国にとってチャンスがごろごろ転がっているように思える場所でもあり、色んな企業が狙いを定めています。ここで大きく成長を出来るかもポイントとして見て行くべきでしょう。
メディアが過剰反応してる楽天批判
楽天を批判する人は頭のいい人が多い?
ホリエモンこと堀江孝文さんをはじめ、楽天をいいサービスとはとらえずアマゾンのほうが断然使いやすいし、成長していくと言う見方をしているのではないかと感じています。
でも実際は楽天を便利として、いつまでも使っている楽天愛好家ユーザーが日本には数多く居るのも事実です。
自分で実際に使ってみて良いサービスを使えばいいし、100人が100人同じものが言いと言う世界でもありません。
スタイリッシュなアマゾンに色々書いてある楽天市場。
好きな人に好まれ、両者とも成長していくと考えます。
ここまで悪評が集まる中増益を続ける楽天はやはり強い
ネットであまり良いイメージを受けない楽天ですが、業績は確実に上がっています。
これだけ良いイメージがネットで出てこないのにも関わらず、年々成長を続ける楽天の底力に凄みを感じます。
もともと金融業出身だった三木谷社長の歯車が噛み合った時、爆発する楽天の恐ろしさを感じるのです。
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ふと、感じてしまったファーストリテイリングと楽天の共通点。
このように感じるのは私だけかもしれません。
ただ、楽天がファーストリテイリングのように世界で戦う企業になる可能性は十分にあると思っています。
世界で楽天カードが使われ、世界で楽天経済圏が当たり前になる。
そんな世界も見てみたい気がする今日この頃です。