この言葉を聞いて僕は感動した、
王貞治が語った言葉と聞いたが、その言葉には深い重みを感じる。
王貞治(これからは王さん)はどのような気持ちで今までの人生を歩いていて来たのか?私たちの認識とはかけ離れている王さんの気持ちがこの言葉に隠れていると思われる。
世界の王貞治
王さんのことをわからない人もいるので、王さんの説明を、
王貞治 ← 詳しく気になる方はウィキペディアへGO
簡単に説明すると、レギュラーシーズン通算本塁打868本を記録し世界記録を樹立、巨人のV9に貢献。1977年、初めて国民栄誉賞を受賞した人物であり、2010年には文化功労者として顕彰された人物。
野球をやっていた人で王さんのことを知らない人はいないし、野球をやっていなかった人でも王さんがどんな人物だか知っている人は多い。
ここでよく言われている王さんの有名な話をご紹介したい。
王さんが現役のプロ野球選手として活躍していた時、同じチームには長嶋茂雄という国民的スーパースターがいた。
この話も事実とは異なると思っているが、長嶋茂雄は、人の前ではとにかく練習をしない選手と言われていた。それなのにもかかわらず、試合では結果を出す。まさにスーパースターと言われていた。
逆に王貞治は、努力の男と呼ばれ、一番最後まで残って練習をして結果を出す努力の男として有名になっていきました。
このことについて王さんは語ったことがあったんですが、その言葉にも僕は感銘をうけました。
『僕は楽でしたよ。気軽に練習できるので。努力の王が練習してたっておかしくない。だけど、長嶋茂雄は違ったよ。天才長嶋と言われ、人前では練習をしないといわれていた。だからどんなに調子が悪くても残って練習したりできなかったんだよ。練習してたらおかしいだろ?僕なんかより長嶋のほうが何倍も大変だっただろう』
そんな風に語っていたのを忘れられません。
練習が気楽にできるから楽だった。
これは、その道を極めもがき苦しんでいた人間からしか出ない言葉のように僕は思える。
プロは失敗してはいけない
そんな王貞治だからこそ、この言葉が生まれてきたと思う。
人間だからミスをする。だとしたらプロは人間であってはいけない。
言葉が出ない。
この言葉を聞いて王さんに意見を言える人はいるのだろうか?
私の場合はすんなり入ってくるんだよね。
仕事でも同じで、よく人間だから失敗もするんだよ。って話をする人がいるけれど、本当の意味でプロフェッショナルにはなれないと思っている。
仕事をお願いする時、お願いする側は、プロにお願いしていると思って仕事をお願いする。
だからこそプロは失敗してはいけないし、人間だから失敗した。という言葉で終わらせていいわけがない。
野球の場合は、プロ野球選手に監督が支持を出す。その指示にこたえられなかったらプロではないし、引退する道が待っている。
仕事も自分はプロ
という意識でやっている人と、中途半端な気持ちでやってる人と同じ年月を重ねたら歴然の差が出る。
王貞治は、誰よりもプロにこだわり人生を過ごしてきた偉人だと思う
そして、多くの人に夢と希望を与えてきた。
この文章を読んでくれる人は、多くはないと思うし、今読んでくれているあなたには、プロ意識をもって生きる大切を少しでも感じていただけたらいいなーって思っています。