毎月自伐型林業について勉強し、今回は自伐型林業では必須となる作業道について書かせていただきます。
自伐型林業において作業道は命
自伐型林業について詳しくない方は、何で、自伐型林業には作業道が必須なのか分からないと思うので先に簡単に説明したい。
自伐型林業を始めたとき、何もしてない山には作業道がありません。そのようなときは、山から材を搬出するために作業道を作ります。そして、作業道を作っている間は、山からの収入はないので何を頼りに生計を立てていくかというと、補助金を頼りに初めは生計を立てて生きていきます。
群馬県の場合、1m作業動を作ると2100円の補助金が支給されます・
(ここで勘違いしてほしくないのは、ずっと補助金がないと林業が出来ないというわけではありません。実際に愛媛で菊池さんという方は補助金をもらわずに兼業林業家として生計を立てている)
ユンボは訓練が必要!素人じゃ難しい
作業道を作っていくには、ユンボをうまく扱わなくては、作っていくことが難しいです。
『一日やればできちゃうんじゃないの?』
なんて心のどこかで思っていたけど、1日2日じゃユンボを自由自在に操ることはできず、鍛錬が必要だな。とつくづく実感しました。
山は危険が多い
ユンボに乗ったことがない人には、山の中でユンボに乗る怖さがわからないと思います。というより僕も本当の怖さはわかっていません。
ただ、何が起きるかわからない場所になれないユンボに乗って乗り込んでいくと、予想外の出来事が起こってしまったときテンパってしまいユンボの操作ミスをしてしまうこともあります。
平地での操作ミスなら、周りに人がいなければ大問題にはなりませんが、山の中で操作ミスをしてしまうとユンボごと転倒しかねません。
作業道のマスターには基本が必須
最後に、作業道を覚えていくことで一番大切なことは基本です。
作業道を学んでいくと、色んな方式が作業道の作り方にもあります。
各方式で何が違うかというと、道のつけ方や距離の違いが多く、傾斜であったりカーブの角度等は同じで、〇〇式は傾斜がきつくても道を作ってよくて、〇〇式は傾斜が緩いとこしか通ってはいけない。みたいなルールは存在しない。
だからこそ基礎基本が大切になってくる。
どのような道のつけ方をしてはいけないのか最低限のルールさえ守っていけば、あなたのオリジナルの作業道のつけ方が見つかるかもしれません。
作業道がうまくつけれるかつけれないかで、作業効率が全然違います。自分でも基礎を学び自分自身がやりやすい方法を探していきましょう。
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