絶好調マツダ 2016年3月にまとめてみた。

快進撃を続けるマツダ。ここまでに至った経緯をまとめて見ます。

輝きを取り戻したマツダ。どこまで上を目指せるのか?


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☆クリーンディーゼル

燃費20%改善、NOx後処理装置不要

ヨーロッパでは、二台に一台ディーゼル車を使っていると言う事実。
そして2004年からディーゼルに注目し、NEDO「革新的次世代低公害車総合技術開発」プロジェクトが実施されたことをきっかけにマツダ株式会社は、同プロジェクトに参画し、ディーゼルエンジンの高い熱効率を維持した新燃焼技術の開発と革新的触媒技術の開発に取り組みました。 その成果、マツダは世界最高の燃費水準とNOx後処理装置が不要になるほどクリーンな排出ガスのディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」を2012年に商品化しました。

・ガソリン車よりも30%もCO2を出さない

クリーンディーゼル車はガソリン車に比べて30%もCO2排出量が少ないことが注目されており、「今すぐできる地球温暖化防止策」として、クリーンディーゼル車の普及が期待されています。
最近になり日本でも、ディーゼルエンジンのポテンシャル(燃費、環境性能、燃料費の安さ等)を見直す気運が高まってきています。そして、経済産業省の「次世代自動車戦略2010」では、2020年、2030年にかけてクリーンディーゼル車を増やしていく計画が盛り込まれているのです。

・クリーンディーゼルのイメージをマツダは腐食できるか?

「確かに従来のディーゼルエンジンにはNOxやPMが多いという問題がありました。また、高回転域についてはガソリンエンジンほどの性能が出しにくいという短所もありました。しかし、トルクが大きく、燃費の良いディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べて1km走行あたりのCO2排出量が約30%も低く、燃料である軽油を生成する際に排出するCO2もガソリン精製時の約半分で済みます。ディーゼルエンジンはこうしてみると、実はかなり環境に優しい側面を持っているのです」

・マツダは、排ガス規制の厳しい北米で、クリーンディーゼルをどのように広められるのか?

マツダの職員はこのように語ります

目標は、日本よりさらにNOx排出規制が厳しく、ディーゼルエンジン自動車の少ない北米で、触媒無しのクリーンディーゼルエンジン車を売り出すこと。絶対に無理だと言われてきたことですが、SKYACTIV-Dの成果を考えれば、実現の日も間近だと考えています。

絶対的な自信を持っている技術者の技術はどのように世界で注目するか見物。

☆「クルマに命を与えること」それが、魂動デザイン

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・美しいものを作り続けるための仕込み

命あるものだけが放つ一瞬の動きや美しさが、人の心を打つ。卓越した感性による美へのこだわりが、研ぎ澄まされた存在感をつくりあげていく。

デザイン本部長 前田 育男執行役員 が語っているメッセージ

海外プレミアムブレンドと戦えるブランド作りを、そして次なる飛躍を。

・デザインのベースはチーター

時速100km以上で走るとされるチーターが、走るシーンは美しい。その美しさの源は骨格にある。顔、背骨、足など、1つひとつの軸がどう動いているかを検証し、それをベースにデザインを進めていくことにしていったマツダ。ボディを眺めただけでチーターの骨格がわかるような造形を目指し開発しています。

・大企業ではない!職人気質のマツダ

「世界一のものをつくろう」となったときに異常なくらい一致団結する風土
この意識がマツダのデザインを作り出す。

☆不安要素は外部要因


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・為替の影響

第3四半期のみで、販売増やコスト改善があり、330億円の利益の押上がありました。
しかし、ユーロが42億円、豪ドルが66億円、カナダドルが26億円とマイナスで、米ドルで22億円のプラスが出ていますが、完全に帳消しにされている。
販売台数の80%以上を海外販売で占めるマツダにとっては、為替の影響はもろに受けやすく、ちょっとした為替の変動で利益が大きく変わってしまいます。

・タカタのエアバックのリコール

決算で明らかにした引当額。約110億円を計上しています。
これはタカタ、エアバックの原因究明後にタカタと自動車メーカーとの間で費用分担割合が決まれば、戻り益が出る可能性がある。
しかし、今後もタカタ、エアバックのリコールは出る恐れはあり、引当金の増加を懸念している。

ワールド・カー・アワード、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー賞トップ3に選ばれる

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マツダMX-5がワールド・オブ・ザ・イヤーの最終候補に残りました。
世界的に見てもスポーツカーの中ではNO1の人気を誇っており、同価格帯のライバルには大きく差をつけ支持を得ています。

☆外部要因を乗り越え、羽ばたけマツダ

為替、タカタのエアバック。
不安要素はまだまだ尽きないマツダ。
ただ、マツダにいえることは

「常に挑戦し、そして勝ち続けていること」

今回もマツダは、CX-9を海外で発売していくと発表し、軽バンの生産中止を決定した。

デザインの一貫性を追求しているマツダに取って、軽バンに魂動デザインをこめるのは、まだまだ先になると判断しての決断だと考えている。

ただいつの日か、マツダの軽バンに魂動デザインを込め、スタイリッシュな形になって帰ってくることを期待しています

世界のプレミアムブランドと対等に戦うマツダの姿は、すでに手の届くところに来ているのかも知れません。

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