林業をやってみたいと思って、小型車両系建設機械の免許を取得しに行った記事は前回書きましたが、ついに自伐型林業の研修がスタートしました。
小型車両系建設機械の講習が気になる方は下記をご覧ください。
小型車両系建設機械の免許をいただき、3t未満のブルドーザーやショベルカーを乗れるようになり、何も始まってないのにワクワクしはじめた僕。
そんな中、地球のしごと大学の1日目の講習がスタートしました。
林業を始める基本、チェーンソーの座学が1日目
1日目は、林業とリンゴ農家を兼業で行っている菊池さんという講師が講義をしてくれました
菊池さんは、自伐型林業を特別推奨している講師ではなく、自伐型林業の良い面、悪い面をはっきりと教えてくださる講師で、僕は聞いてて面白かった。
寝ないように、工夫のされた授業で話がすっと入ってきた気がします。
林業の課題は、現場のことを考えない法律にもある
菊池講師の話では、実際に森に出て木を切るときは、法律で定められた安全防具を着用しなくてはいけなく、その着用防具が高すぎて、収入が低い新規参入者には大変な出費になってしまい、気軽に始められない。ということ。
例を出すと、ジャケット3万、ズボン3万それに安全靴で3万かかると総額10万ぐらいしてしまう。これに加えて、チェーンソーを購入したとすると総額で30万以上かかる。
この初期投資を何とかしなくてはいけない。
そう菊池講師は語っていました。
☆林業を会社として行うのは厳しい?
今回の座学で1番驚いたことは、チェーンソーを使用する仕事は、1日2時間以上してはいけないという法律があること。もし、会社として林業を行っていく場合、2時間しか従業員に伐採をさせられなかったら従業員を養っていく分の給料を稼いでいくことは、難しいのではないか?と感じました。
菊池講師に、
「1日2時間しか切れなくて大丈夫なんですか?」
と質問させていただいたら、
「難しいよね」
という回答が返ってきました。
実際にやっている方が、難しいというということは、確実に難しいでしょう。
林業を普及していくにあたって、法律の壁は大きい気がしました。
☆菊池講師が語る自伐型林業の可能性
自伐型林業を地球のしごと大学で教え始めたのは、2回目。いきなり仕事を辞めて林業やります。みたいな林業の始め方はお勧めできない。ということ。
その理由としては、自伐型林業で習ってすぐに移住して始めます。みたいに林業をしてもその地域に馴染んでいけないと、山を開拓させてもらうまでに至らない。ということ。
そして、現状林業をやってやる。みたいな感覚で始める方が多く始めても職に困っている人も見受けられるということでした。
ですが、仕事がないわけではなく技術を習得し、自分のものにしていけば、決して稼げない仕事では無いということ。だからこそ、林業ということにこだわらず、広い視野で林業を考えることが大切とおっしゃってました。
☆1日目は、知らないことにオンパレード
まあ1日目の講義は、知らないことが多く勉強になりました。それといろんな業種の人がお金を払い林業の研修に来ていることにも驚きました。
広い視野で林業を考え、講義を受講している僕以外の人たちとも情報交換をしていき楽しんでやっていきたい。