元々、読書が好きなので、書評という形で、レビューを書いていきたいと思います。
そして第一弾が「投資はきれいごとで成功する」になります。
自分自身のスタイルを再確認
私は、投資銘柄を決めるときに、好きな物、好きなサービス、そして今後必要になるであろう企業に投資をすると決めてます。
現在の保有銘柄で、私が保有している銘柄で説明すると、
マツダ ⇒ 日本経済の柱は自動車産業だと思っている。そして、今はトヨタが引っ張っているが、海外での売り上げを見るとマツダの売り上げの伸びが著しい。そして何より真摯に経営と向き合っている会社だと感じている。自動運転の普及には時間がかかると思っているが、マツダが行っているクリーンディーゼルの普及は迅速に行われ、埋蔵量に限界があると言われているレギュラーガソリンより拡大余地が大きい。電気自動車も良いが、ガソリンのエンジン音が好きで車に乗っている人も少なくない
楽天 ⇒ 公用語を英語にする。外国人の雇用を増やす。などグローバル化を着実に進める楽天。新経団連の会長も務める三木谷社長に期待している。楽天カードのポイント還元率の高さ。楽天経済圏という考え方が個人的には好きだし、ポイント好きの日本人には、受ける仕組みになっていると思う。
富士機制 ⇒ ロボット工場。主に介護ロボットなどを作っている会社であって、少子高齢化の日本では介護でもロボット活用は必須だと考えるし、介護ロボットを作っているということは、医療の現場でも活用することが期待される。中国でもいずれ少子高齢化になるので、今のうちにこの分野で成長していくと海外のシェアも狙える。
このような、自分の考えをもって投資を行っています。
この本でも、いい会社に投資をするということをモットーに会社を選び、数字は関係ないと書かれていました。
そして何より本書を書いている新井さんが作っている投資ファンド「鎌倉投資信託」では、いい会社に投資をするという方法で、日本一の投資信託に選ばれています。
株式投資をしていくうえで、ついつい財務や売り上げ世界経済などを勉強しなくてはいけない。
と思いがちですが、いい会社に投資をするというやり方もある。
という意識を持つことは自分自身の投資に幅を広げることにもなります。
新井和宏という人物像
いい会社に投資をする綺麗ごとだそんな言葉
なんて感じる人も入ると思いますが、
新井和宏(以下新井さん)は住友信託銀行に勤め、何より数字を信じて、感情を一切入れない投資法で数兆円の運用を行っていました。
その新井さんが、鎌倉投資信託を設立し、強い信念をもち始めている投資方法が、良い会社を探すこと
そして、もう一つの特徴は、毎日、保有株を売買して利益を取るという方法を使っています。
株価が下がったときには買い増し、上がったときには売る。
小さな利益でもこつこつ積み重ねることを大切にしています。
不況に強い投資信託
投資信託を購入しているお客様との信頼が厚いのもこの投資信託の特徴
震災が起こったときに、一番投資信託が買われる
そういう出来事が起きてしまう投資信託です。
だからこそ、日本一に選ばれる投資信託へと成長したのかもしれません。
この本を読んだときに感じることは自分の投資スタイルを持つことの大切さ
投資で成功している人の話を聞くと、なんとなく買って、流れで儲かってしまった。
なんて話はあまり聞きません。聞いたとしても、何年にも渡って利益を上げ続けている投資家でそのような人はいないでしょう。
鎌倉投資信託にも興味を持てる一冊だし、株式投資の幅を広げる意味でも読んでいて損のない一冊だと感じています。
気になった方は是非読んでみてください。