NISAの罠。下落局面で気が付く思わぬ落とし穴。

小額非課税制度として、注目を集めているNISA。
株式投資をやったことの無い初心者に宣伝をかけたり、自分の孫に資産を残すための手段として日本では認知されています。

ただ、NISAには最大の弱点がありました。


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NISAは損益通算が出来ない

損益通算ってなに?

・株式投資を行っていて、利益が出たときは確定申告をして、基本的には税金を納めなくてはいけません。
特定口座をお持ちの方は、各証券会社等が計算をして申告をしてくれます。

自分が出した利益と損を通算することによって、利益を減らすとかかる税金も変わってくるので、損益通算は常に頭に入れておかなくてはいけない制度です。

なぜNISAでは損益通算ができないの?

NISAでは、年間一定額の売買益に課税されないと言う一方、損益通算は出来ないとされています。
利益が出た場合は、とても良い制度ですが、利益が出ないと、救いようの無い損失を出してしまう可能性があります。
損益通算は3年間分の損益を通算できるので、長い目を持って損失と向き合うことが出来ます。

下落局面になるとNISAは安心できない

NISA口座を使用せず、株式投資を行っていると、3年間損益通算が出来るため、どんなに損失を出したとしても、ドンと構えて、上昇の局面を待ち、そこで利益を出し、損益通算をして節税する。損失の分だけ3年間課税されないと考えると、投資の幅も余裕も出来ます。しかし、NISA口座の場合は、年間を通してマイナスを出してしまっては、ただの損失になってしまい、次の年の利益と通算することはできません。
NISAの場合、損失は単なる損失になってしまうのです。


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NISA口座の有効活用方法

日本では初心者にNISAを進めることが多いですが、実際は、初心者より投資になれたリスクを取る投資家にとってNISAは大きな恩恵があります。
1年から5年、数倍になるようなリスクの高い株式を狙って探し出してきます。
そしてその株価が10倍、または100倍になったとき、NISAの真の力を発揮します。
年間100万円購入が出来て10%利益が上がったとしても課税される金額は3万円ほどです。
しかし、1oo万購入したものが1000%利益が上がってしまった場合は、300万円も非課税にすることが出来ます。

このようにNISA口座を有効に使って恩恵を受けている投資家は数多く存在するのです。

NISAを考えている方は始めやすさより、今後を考えるべき

始めやすいから投資をやる。
と言う考えはよくありません。
今後コツコツでも利益を重ね、負けない投資をしていくことが一番大切になります。
そのために一番大切なのは、税金と上手く向き合うことです。
損をすることは、株式投資にとっては、節税にもなります。
自分の投資が間違っていたら単にマイナスを出すのではなく、利益を出したときのために節税対策として損失を出しておくことが出来るからです。
税と向き合い自分の投資を確立して、スタイルを作り上げていきましょう。

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