トランプ氏の女性蔑視問題が表に出て、一時はクリントン氏の圧勝ではないかと騒がれたアメリカ大統領選挙ですが、11月になっても大接戦を繰り広げている状況です。ここでいったん二人の状況を整理したく思いました。

激戦大統領選挙。大統領になるのはトランプ氏？クリントン氏？

両候補の政策

・トランプ氏の政策

トランプ氏は５つの公約を掲げている

１、米中貿易の改革

中国の人民元切り下げを止めさせ、環境基準や労働基準を改善させる。

知的財産保護やハッキングに対して厳しく対処する。

２、退役軍人省の改革

退役軍人省の首脳部を総入れ替えし、退役軍人の医療制度を変革する。

退役軍人の病院での待ち時間を減らせるように仕組みを新たに作り、増加する女性退役軍人の医療充実のため、女性医療を専門とする医師を増やしていく。

３、税制の改革

年収２万５０００ドル（約３００万円）未満の人の所得税を免除。

法人税率を１５％引き下げ、多国籍企業が海外に滞留した所得は税率１０％で国内に還流させるこようにする。

最低賃金の引き上げには反対、海外に移転した製造業の雇用を米国に戻す。

４、武器の所有権利

銃規制強化、銃購入時の身元調査の範囲拡大に反対

銃乱射事件を減らすために精神医療に投資をすすめる。

５、移民の改革

移民制度改革を撤廃して数百万人に上る不法移民を強制送還する。

ムスリム系米国人のデータベースを強化し、モスクを監視を強化する。

米国とメキシコの間に「大きな壁」を建てると主張

特にISに対しては厳しく尋問し、空爆ももっと徹底的に爆撃すべきと発言している。

・クリントン氏の政策

クリントン氏の政策は、UFOの極秘ファイルを公開するなどの発表で非常にうやむやな状態になっている気がする。

クリントン氏の政策とトランプ氏の政策の違いを大まかに上げていくと、決定的な違いは

• 富裕層への課税強化
• 同盟を重視
• 最低賃金を15ドル以上に
• 銃規制の強化
• 不正移民に市民権の獲得を

ここがトランプ氏の政策政策との大きな違いだと感じている。

クリントン氏が逮捕と騒がれてる理由

メールの私的流用疑惑から話は大きくそれていて、スパイ容疑とクリントン財団の収賄容疑へと罪状は拡大しています。

その他、殺害計画などが問題と言われているようですが、高額な公演費用に関しては、僕は問題ないと思っています。大統領ともなる人間の公演には余程の警備、金額がかかるのは当たり前だと思う。

でも殺害計画に関しては表ざたになったらただ事ではすまない。クリントン氏が気に食わない人間が裏で殺害されていたとしたら、世界を揺るがす大問題だ。

このくらいの問題がないとFBIも選挙が大詰めとなった今頃に再調査を発表しないと考える。

米FBI長官はヒラリーの訴追求めず

米連邦捜査局FBIのコミー長官は６日、大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏が国務長官時代に公務で私用メールを使用していた問題について、訴追を求めないと発表した

これによりヒラリークリントン氏にかけられていた疑いは晴れ、クリントン氏の支持率は向上し、８日の大統領選挙当日を迎えることになる。