落合博満はバッターボックスに入るとささやくことで有名でした。
古田敦也が語った落合博満が現役時代に行っていたことを聞いて落合という人間が普段から欠かさず行っていたプロの世界で生き抜く術を見つけ、野球以外でも役に立つことだと感じました。
古田敦也が語る落合の選球眼
落合博満が打席に入って、初球を見逃すアウトコースぎりぎりに決まるストライク。すると落合は、
「よくみてるな。ぎりぎりいっぱいだよ」
と一球一球審判にコースの確認をして、ボール1つ分外れてボールだったときは、
「今のは半分はずれてるな」
って毎回審判に声をかける。
そういう行為を反復に行っていくことによって審判の中でも落合博満の選球眼はすごい。という思いがわいてくる。
審判が落合の選球眼は絶対だと思ってしまう。
古田敦也はこう語っていました。
「落合さんは本当に選球眼がいいんですけど、時には追い込まれたとき、真ん中のストライクを見逃してしまうことがある。もちろんストライクだろ?って思って補給すると、ボール!!!って審判はいうんですよ。落合さんが見逃してるんだからボールだって。」
落合が見逃したらボール
このように審判の頭に刷り込ませる行動の一つも落合博満の戦略だったのではと感じます。
○○に任せておけばという状況が理想
落合さんの話を例にとると、落合の選球眼は、誰よりも良い。だから落合が見逃したらボールだろ。そんな状態がプロ野球球界の中では出来上がっていたように感じます。この思い込みで落合は、なんど救われたか考えると思い込みもばかにできません。
仕事も同じだと思っていて○○に任せておけば何とかなる。安心。その状態を作り上げることが重要だと感じる。
☆そのためには信用の積み重ねが必要
ただ単にすごい人間だと、何かを頼みたいと思いません。
では、何が大切なのか考えると、信用です。
日々の積み重ね、行動が信用となってすべての行動につながっていきます。落合博満の場合は、日々の言動行動で、信用を積み上げていったから起こりうる現象で、仕事の場合も日々の言動行動で信用を積み重ねてある結果だと思う。
スポーツと仕事は違う。そんな声もたまに聞きますが、そんなことはないと思っています。どの業界でも着実に信用を積み重ねてきた人間が成功を勝ち抜けるものだと思っています。