世界一住みやすいと言われてるデンマークが、大胆な交通事故対策を打出しました。

 飲酒運転で車没収

なんと飲酒運転で逮捕された場合はそのまま車を没収していいという法律ができました。

デンマークの司法大臣は以下のように述べていました。

「私たちはもっと事故によって責任を負うべき必要も無いのにも関わらず重傷を受けた人や亡くなった人についてもっと考えなければいけなかった。なぜなら配慮を欠いたドライバーの大半は飲酒運転者だらけだからだ。

それ故、私たちはどのような法をこの問題に当てはめるか、全員でこの事について労力を注いだ」

確かにその通りで飲酒運転や薬物の使用濃度で罪のない者が 命を失うのはあまりにも 残酷である。

日本の飲酒運転に対する罰則

【A】酒酔い運転
違反点数：３５（初回で免許取消3年）
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金

【B】酒気帯び運転（0.25以上）
違反点数：２５（初回で免許取消2年相当）
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

【B’】酒気帯び運転（0.15以上0.25未満）
違反点数：１３（初回で免許停止90日相当）
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

死亡事故を起こしてしまった場合は

（旧業務上）過失致死です。前方注視義務、酒気帯びが重なっているため、責任は極めて重いです。実刑判決が予想されます。被害者の遺族と示談が成立し、被害者から嘆願書をもらえれば、執行猶予が付く可能性はあります。

没収した車はオークションに！

没収された車は、オークションにて競売にかけられます。そして売り上げは国の財政に当てられる。さらに違反者の罰金もあり、最低でも一ヶ月分の月給は没収されるらしい。

導入後の効果に期待

デンマークでは事故原因の25％が、飲酒運転やドラック服用、医療薬の副作用によるものとなっていて、その点に注視した結果デンマーク政府はこの政策を持って、改革的に交通事故件数削減に乗り出すことにしました。

まだ導入されたばかりで、罰則を厳しくすることにより事故がどれだけ減少するのか分かりませんが、その結果次第では日本での導入も考えてほしい。