日本のEC事業はAmazonの1人勝ちという雰囲気が流れています。
Amazonプライムを筆頭に、注文した次の日に商品が届く。
送料がかからない
Amazonで商品購入をする方が安い。
このようなイメージが消費者の購入意欲を沸かせているのです。
しかし、日本企業がAmazon1人勝ちの状況を見過ごしているでしょうか?
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Amazonとは違う方向性で、戦略を立てている楽天に期待を寄せる
Amazonがコンテンツとショッピングならば楽天は金融とショッピングで対抗する
アマゾンがプライム会員向けにビデオコンテンツを行い、そのコンテンツに巨額の投資を行っている。コンテンツ重視でさらにEC事業での地位を確立していく目的が見られる。ここで、Amazon以外の他社が私たちもコンテンツを拡大させてAmazonに対抗するというつもりでサービスを続けていたら一向に勝てません。
そこで楽天は金融とショッピングを融合して、Amazonとは違う方向性でアプローチを仕掛けていくところに魅力を感じる。
EC事業に対抗する家電量販店
Amazonの普及によって一時日本の家電量販店は大きく業績が落ちました。
「家電量販店で商品を見てネットで頼んで届けてもらったほうが安くて楽」
この現実に多くの消費者が気が付いたのが原因と考えられます。
その現実に真っ向から立ち向かっていったのが、家電量販店です。
EC事業への参加に加えて、店舗内でもネット最安価格に挑み充実したアフターフォローを武器に多くの顧客を取り戻しました。
このような事実を参考に考えると、実店舗とネットの融合が今後は必須条件になってくる。
ショッピングのエコシステム化
楽天のサービスで現在拡大を見せているのが、楽天チェックインとスマートペイだ。
現在スマートペイを扱っているサービスは、楽天スマートペイ、PayPal、Square3つのサービス。
3つとも、手数料等の値段は横並びで、決算方法の違いぐらいしか差が無い。
しかし、JCBを使えるのは楽天スマートペイだけと言う点もあり優位に顧客を獲得していけるチャンスも大きい。
楽天チェックインに関しては、手数料もよく楽天市場以外でも使用が可能のため楽天にとっては欠かせないサービスになる可能性を秘めている。
楽天チェックインに登録している店舗のチェックインポイントに入ると楽天スーパーポイントが給付されると言う単純なシステムだが、買い物に出るか迷っている主婦等を、ポイント獲得のために店舗に足を運ばすことが出来る。
そして楽天チェックポイントの重要な点は、
ポイントを獲得したくて来る顧客を増やせる
ところにあります。
楽天チェックインでポイントを獲得したいと感じている人がその実店舗で買い物をすれば買い物でもポイントを貯めたいと考えるのが必須。楽天ポイントカードが使いさらに楽天カードで会計を済ますと言うことが当たり前になれば、楽天はビックデータを集めることも容易になる。
継続的な楽天の成長に期待
楽天市場を中心に拡大してきた楽天ですが、今後は楽天市場だけではなくオンラインと店舗の融合を目指し、楽天チェックイン、楽天スマートペイ、楽天カードと楽天市場以外のサービスの充実に力を注いでいます。そして、更なるポイント還元と新規顧客の獲得で「楽天経済圏」を充実させていく体制が整えられてきたように感じます。
今後5年間で今紹介したサービスの歯車が合い回転しだしてきたときこそ、真の楽天の姿が見えてくると確信しています
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コメント
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