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楽天の可能性
楽天市場
その名前を知らない人は、日本において数少ない存在になりつつあります
日本のEC事業の最先端を常に走り続けてきた楽天は今、転換期を狙っている気がしてなりません。
決算から見る楽天カードの成長率
楽天カードの四半期業績推移を見ると、開示をするたびに売上収益が増収しているのが分かります。
そして、前回の開示を見ると、売上収益の伸び率に比べて営業利益が少ないのです。
これが意味することこそ、広告費を増加し新規楽天カード会員の獲得に動いていることが分かります。
もともと楽天の三木谷社長は日本興業銀行(現みずほ銀行)出身と言うこともあり、金融業に力を入れて生きたい思惑がこの数値からも分かると思っています。
高齢者から若者まで愛用者が多い
楽天カードが日本のクレジットカード市場で一気に会員数を獲得できた要因の1つとして、ポイント還元を積極的に行っていることが上げられます。
日本人はポイントカードと言うものをなぜか好む傾向があるのです。
街中の主婦に話を伺うと
「ついつい近所で買い物をするときはポイントカードがあるお店に行っちゃう。特にポイント5倍という広告を見ると用が無くても行きたくなってしまう」
と言う声が数多く聞こえてきました。
それだけ、日本人はポイントに弱く、そのツボを上手く捕らえたのが楽天だったと言えます。
国内旅行客の多くが楽天トラベルで予約して楽天カードで支払う
長野の山でペンションを経営しているオーナーにインタビューをしたとき、
「旅行客の8割は楽天トラベルからの申し込みで、支払いも楽天カードを使うお客さんがここ1,2年で一気に増えたんだよね。」
と話をしてくれたのが印象的でした。
そしてその話に加え、ヤフーが一休を買収した件についても、
「高級路線を確立している一休を使って楽天トラベルに対抗するのは難しいだろうな。」
ということまで漏らしていました。
楽天市場の成長は徐々に鈍化しているイメージもありながら、このように水面下で楽天ユーザーが増えていると言う現実もあります。
現実味を帯びてきた三木谷社長が語る楽天経済圏
楽天経済圏
給料は楽天銀行で受け取り、買い物は楽天市場そして支払いは楽天カード。旅行に行きたいときも楽天トラベルで予約。
このように楽天が中心となり経済を回して行こうとする楽天経済圏という三木谷社長の考えが現実味を帯びてきました。
日本興業銀行(現みずほ銀行)出身で日本のEC事業を作り上げてきた楽天だからこそ出来る楽天経済圏。その経済圏を確立したときには、世界に誇れる日本の企業楽天として、今よりも世界中で楽天と言う会社自体が有名になっていくでしょう。
まとめ
現在、中国経済を不安視し世界経済が安定していない状況であります。そして日経平均も2015年の高値からは3000円以上も下げている状況です。各銘柄が割安に動く中、この楽天も、2015年の高値から比べて半分ほどの金額まで値を下げています。一息ついた日経平均と、大きく休憩をした楽天の株価。今こそ楽天の可能性にわれわれ日本人が力を合わせて協力するべきではないでしょうか?
日本の企業が世界で大きく羽ばたく。
そのような企業に投資をしていくと、投資に対する考えが少し変わるかも知れません。